皆さんは、仕事などで、プレゼンテーションやスピーチを行う機会はありますか?
私は、結構プレゼンテーションを行う機会があります。
会議の打ち合わせのような軽いケースから、社内外での発表や教育講師のような少々重いケースまでいろいろあります。
さすがに、会議の打ち合わせの軽いケースの場合は、資料を作成し、さらっと話の要点を再確認する程度で済ませることが多いですが、後者の重いケースの場合は、それなりに準備を行います。
私ははっきり言って、人前でお話することは大の苦手ですし、プレゼンテーションも苦手意識があります。
緊張も結構します。
なので、結構しっかり準備しなければ、不安なのです。
堂々とわかりやすく、興味を引き付けるような、話し方をするプレゼンターを見るたびに、自分もあんな風にお話できれば、人生どんなに楽になるだろうって思っちゃいます。
今の仕事がら、プレゼンテーションから逃げることはほぼ不可能ですし、また、人前で堂々とお話できるようになることに憧れもあります。
なので、避けることは諦め、開き直って、努力して少しでも憧れの状態に近づきたいと思っています。
皆さんは、プレゼンテーションの準備はどのように行っていますか?
この記事では、プレゼンテーション準備の私の方法を紹介します。
うまいプレゼンテーションのテクニック的な話ではありません。
あくまで、準備のプロセスの話です。
もっといい方法があれば、ぜひコメントしてくださいね。
プレゼンテーション準備の10のステップ
私は次のような流れで準備します。
当然、準備の過程で、資料のチェックやブラッシュアップは適宜行いますが、次に示す流れの中では省略します。
- パワーポイント(PowerPoint)で、スライド資料を作成する。
- パワーポイントのノート部分に、口頭で話すことをそのまま書く。
- 目次を見て、全体の流れを頭に入れる。
- スライドを3回流し見する。
- ノート部を3回黙読する。
- スライドを印刷する。
- 印刷したスライドに赤字でメモを書き込む。
- 印刷したメモを見ながら、プレゼンを頭の中で5倍速くらいの速さで3回ほどシミュレーションする。
- 3回〰5回プレゼンテーション練習を行う。
- 当日は出発前に、2回プレゼンテーション練習を行う。
2の「パワーポイントのノート部分に、口頭で話すことをそのまま書く。」の補足
要点ではなく、話す論調で一字一句正確に書き下しています。
役者さんの原稿と同じですね。演技のプロでさえ、まずは原稿を見てそれを頭に入れているのですから、私のようなプレゼンが苦手な者が原稿を作らない理由はありません。
ですが、本番でその通りに話そうとする必要はありません。というか、そのような意識はしない方がいいと思います。意識すると、丸暗記を思い出すような棒読みになってしまったり、忘れてしまったり、飛ばしてしまうと、余計に焦ってしまい緊張してしまいます。本番では、6〰7割程度、ノート通りに話ができればいいと思っています。
ノートに一度、話す内容を書き出すことで、重要な部分の表現や話の順序、つなぎなどが格段にかなり安定します。
原稿を作ると、要点の部分は自然とほぼ原稿通りに話できますね。
7の「印刷したスライドに赤字でメモを書き込む」の補足
このメモは、本番でも活用します。
メモには、つなぎ言葉や、スライド内の話の流れ、口頭で強調すべきところ、口頭での表現、スライドの記述以外に話すこと、アクションなどを書き込みます。
ノート通りに話をするためのヒントとなるようなメモを行うのがコツです。
パッと見て、一瞬で把握できる程度の記述量に留めています。
9の「プレゼンテーション練習」の補足
練習に付き合ってくれる人がいれば、本番と同じつもりで一通りプレゼンテーションを行います。開始から終わりまでの時間も計ります。
私は、自宅では、デジタルテレビのHDMIでパソコンと接続して、大きな画面で練習しています。
もちろん、声を出して、手振り、目線、表情なども意識して練習します。
本番プレゼンテーションについて
本番では、7で作成したスライドを印刷し、それに赤字でメモを書き込んだ資料を演題に置くか、手に持ってお話しします。
見るタイミングは、スライドページを切り替えた直後、ページ内の区切りや、予め「ここは手持ち資料を見る」と決めていたところ、何か話し足りていないと思ったときです。
資料に頼りすぎると、見るべき場所を見失ったときにすごく焦るので、そういう考えはやめた方がいいと思っています。
ぱっと見て、話すべき内容が頭に浮かぶスライド資料にすることが肝要ですし、赤字のメモもぱっと見て把握できる程度のシンプルさに留めています。
詳しくメモして、本番でそれを見ようとすると、結構ハマります。プレゼンが苦手な人ほどハマってしまうと思います。
おわりに
プレゼンテーションは、ビジネスを成功させるためには必要な場面は多いと思います。
プレゼンの機会があれば、十分な準備をしてベストを尽くして、本番ですが、毎度いいスキルアップのいい機会にしたいですね。
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