WordやPower Pointのファイルを複数人で共同編集する際、それをSubversionやGitのような構成管理ツール(版管理ツール)や共有フォルダなどでファイルを共有しながら作業を進めていて、他の人と同じファイルを同時に編集してしまって、他の人の変更と自分の変更をマージ(統合すること)しないといけない状況になったときに、自分と相手のファイルのdiff(差分)を見たいときはないでしょうか?(要するにファイルとファイルを比較して、異なる部分を見つけるってことね)
通常、あまりないか・・・
私はたまにあるんですが。
そういう状況がないと言われてしまうと、話が終わってしまうので、そういう状況があるものとして話を進めさせていただきますね。
ソフトウェアのソースコードのようなテキストファイルの場合は、diffコマンドとか、WinMergeのようなツールを使うと思います。
でも、WordやPower PointのようなMicrosoft Office系のファイルは、テキストファイルではないので、これらのツールでは差分を見るのは困難です。
でも、大丈夫。(三井住友銀行カードローン 吉高由里子風)
WinMergeで、Microsoft Office系のファイルを扱えるようにするプラグインがあるんです!
xdocdiff WinMerge Plugin
http://freemind.s57.xrea.com/xdocdiffPlugin/
Word、Excel、PowerPointはもちろんのことPDFも差分を見ることができる優れものです。
これら以外のファイルにも対応しています。
xdocdiffのページに
ユーザーの方から、WinMerge 64bit版では動作しないという報告をいただきました。
本プラグインを使われる際は、WinMerge 32bit版をお使いください。
との記載がありますが、私の環境では64bit版でも動作しました。
Word、Excel、PowerPoint、PDFに含まれる文字列を抜き出してテキスト化して、テキストイメージで差分を表示してくれます。
とここまで書いてなんですが、実は、Microsoft Office系アプリには、2つのファイルを比較する機能があります。
上部のタブの「校閲」の中に、「比較」というボタンがあり、これをクリックすれば、ファイル選択ダイアログが表示されるので、比較対象のファイルを選択します。
WinMergeの方がパッと見て全体の変更を見渡しやすいと思います。
使いやすい方を活用してみてくださいね。